迷参謀アルマジロの日々是修行日記
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「一歩前進!?」
  先日の当ブログで、刑事裁判におけるDNA鑑定などの科学的証拠採用に関して、裁判官はその限界を熟慮すべしと意見していたところであったが、遅ればせながら最高裁も研究に取り掛かることになったようである。

  昨日の新聞によると・・・再審無罪が確定した「足利事件」でDNA型鑑定結果への過信が誤判の一因になったことなどを受け、最高裁の司法研修所は「科学的な証拠を刑事裁判でどう扱うか」をテーマに研究を始めることを決め、現職の裁判官3人とDNA型鑑定を専門とする学者1人に研究を委嘱した。毒物や薬物を識別する鑑定なども対象にし、来年秋までに建設的な方策をまとめて公表する予定という。

  今回の研究では、足利事件を含む多くの過去のケースを採り上げ、事実認定にあたって科学証拠がどのように位置づけられてきたかを分析することになる。原理を理解したうえで、どの程度なら信用していいのか「限界」を考えるのだそうだ。もっとも、 「裁判官は独立して職権を行う」と憲法に定められているため、個別の事件を検証して誤判の原因を解明することはできないのではあるが・・・  まあ、「一歩前進」と信じたいところではあるが、遅きに失しているというのがアルマジロの率直な感想である。科学的証拠を盲信することにより、一体どれだけの人が冤罪となっているのかと想像した時、末恐ろしく感じてしまう。

  ところで、裁判官の判断は「自由心証主義」によるから、如何に科学的・論理的に実証してみたとしても裁判官がその論理を理解しない限り、あるいは、その論理に首肯しない限り、判決に反映されることはない。その証拠を採用するか否かは裁判官の自由心証に任されているのである。映画や小説になった実話、「それでも僕はやっていない」の第一審の裁判官然りである。裁判官が理解できるよう論理的に説明できない弁護士にも非はあるというご意見もあろうが、物事の道理に対する理解力不足という点においては科学的証拠に対して盲信してきたことと根っこは同じようにも思えるのだが・・・
by hayakawa-houmu | 2010-04-30 05:28 | 日々雑感
「絵本」
  アルマジロは絵本が好きである。

  幼少の頃からそうであったのかといえば、決してそうではない。

  むしろ、幼少の頃に読んだ絵本など、ほとんど記憶にないといっていいかもしれない・・・というより、まったくない。

  そんなアルマジロも絵本に興味を持ったのはおよそ20年前、我が愛する同僚に連れられて深夜に行った青山ブックセンター六本木店でのこと・・・同僚が熱心に絵本に見入っているのを見てそれにつられて一緒に見ていると、これがなかなかよいではないか。ひょっとして、この頃からアルマジロ自身の情操教育が始まったのかもしれない。絵本の絵や色遣いに惹かれるもの、その内容に惹かれるものと様々であるが、それ以来海外に出ると本屋に立ち寄り絵本を眺める(読む?)のが楽しみになった。

  そこで、今回は絵本を1冊ご紹介・・・津田直美さんの「セーターになりたかった毛糸玉」。この絵本は結構泣かせます・・・(なんて書くと、およそアルマジロらしくないですよね。この点、議論の余地がないことは認めます!) この絵本、アルマジロの愛する作家・中島京子さんの「ココ・マッカリーナのしみこむしみこむ えほん」の冒頭に「毛糸玉は人生を教えてくれる」と題して紹介されている絵本。機会がありましたら、どちらの本も是非読んでみて下さい。いいですよー!どちらも、USEDしか手に入りませんが。

  感性は人それぞれ違うものですが、振り返ってみると、こと「感性」や「教養」の分野では女性に教えられたことが多かったように思います。名前を挙げてしまうと問題発言となってしまうかもしれませんけれど、青山ブックセンター六本木店で絵本の楽しさを教えてくれた同僚の彼女、いろいろな絵本を上述の本の中で紹介している中島京子さん、そして、教養の乏しいアルマジロを罵倒しつつ呆れつつも教育して下さっている友人の皆さまには、ここに厚く御礼申し上げます!
by hayakawa-houmu | 2010-04-28 05:43 | 趣味のこと
「クレジットカード不正請求」
  昨年11月にクレジットカードの明細書が送られてきたので内容を確認してみると・・・な、なんと、身に覚えのない購入に対する請求が5万5千円分も含まれているではないか。職業柄、このような経験を実際にしてみるのも悪くないのだが、立場上、相談相手に適切にアドバイスするに足る対処方法を見つけ出さねばならない。

  まずは請求元のクレジット・カード会社のゴールドデスクに照会してみた。結論は、利用先となっている「i-Tunes」に直接掛け合ってくれとのこと。なんと冷たいことか・・・世間ではよくある「たらい回し」の始まり、始まり・・・

  とりあえず仕方がないので、「i-Tunes」のカスタマーセンターの連絡先を探すため当該ホームページを検索。ところがなんとこの会社、今時珍しく電話応対のカスタマーセンターはなく、お問い合せ窓口はメールのみであった。そこで、これまた仕方なく照会メールを送った。しばらくして届いた返答は「間違いなく購入されているようです」とのこと。

  さてさてどうしたものかと思いを巡らせ、被害者としての適切な対応をと再度クレジット・カード会社のゴールドデスクに電話してみる。当方の依頼は、1)カードの使用を停止すること、2)次回請求分に同様の請求が含まれていないか確認すること、そしてついでに、3)「i-Tunes」にカードの不正利用を調査させること、の3点であった。不思議なことに、今回のゴールドデスク嬢は素直にこの依頼を受けてくれたのである。(受けてもらえない場合には「消費者センター」か「法テラス」に持ち込む予定であった。同様事例が多数あれば、こちらの方が手間が省ける!)

  そうこうしているうちに、新聞紙上で「i-Tunes」不正請求の話題が取り沙汰され、問題視したお役所も「i-Tunes」に対し質問状を送りつける事態となったのは皆さんのご記憶に新しいところであろう。

  さてさて、アルマジロとしては上記経緯を見守り、どうにも進展しない場合はひとつ法的手段にでも出てやるかと考えを巡らせていたところ、およそ5ヶ月後のある日やっとクレジット・カード会社から全額返金と新しいカードの送付の連絡があった。やれやれである・・・

  アルマジロ的には、あれだけ多数の不正請求の事実があったことからすれば「i-Tunes」のシステム自体にセキュリティー・ホールがある可能性が高いであろうと思う。また、何の証拠提出も要求せず全額返金したことからすると、世間の風評に神経質になったと同時に、セキュリティー・ホールの存在に気付いたのではなかろうか(この点につき、公には認めていないようだが・・・)。何れにしても、報道される彼らの対応を見ていると、リスク・マネージメントの観点からいえば、社内での十分な準備はされていなかったようだ。

  被害者のひとりとして率直な感想を述べれば、世の中の「たらい回し」にはうんざりしたことと、インフォーメーション・システムの世界に絶対はないということの認識の大切さを改めて実感させられてしまった・・・ということか。世の中のそんな出来事を、当事務所の「反面教師」としたいと思う。

  
by hayakawa-houmu | 2010-04-26 05:42 | 日々雑感
「同姓同名」
  およそ1週間前の当ブログにて「ハブテトル ハブテトラン」という1冊の本を紹介したところ、複数の知り合いから「その本の著者なる中島京子という人物は、最近引退したあのAV女優ですか?」というご質問を頂戴した。

  同じ疑問は中島さんの著作をYahooで検索した当初、アルマジロも抱いた経験がある。そこで、本人達の名誉のために申し添えておくことにする。(アルマジロは、原則、職業で差別・区別しません。作家だからといって別に偉いものでもなく、AV女優だからといって古い価値観よろしく卑下される故はないと思うのです。アルマジロ的にはどちらも真似できないので、両者とも単純に尊敬します・・・ということで、「本人達の名誉のため」! こんなこと書くと、オジサン・オバサン達からまたお叱りを受けるかもしれませんが・・・)

  正解は・・・「作家 中島京子」と「AV女優 中島京子」は別人です。指紋を鑑定したわけでも、DNAを鑑定したわけでもありませんが・・・Wikipedia等によれば、生年月日もだいぶ違うし、写真の顔も経歴もまったく別物!

  そんなことを書いたついでに、ここでアルマジロお気に入りの「作家 中島京子」の作品を挙げておきます。(残念ながら、「AV女優 中島京子」の作品は鑑賞したことがないので、お気に入りについて言及することはできません。悪しからず・・・)

  (順不同)
  「FUTON」 (田山花袋の「布団」が下敷き。おそらく新旧女性の対比がひとつの視点かと!?)
  「イトウの恋」 (アルマジロ的には、これは傑作!)
  「均ちゃんの失踪」 (なかなかおもしろい!)
  「ハブテトル ハブテトラン」 (子供向けのようだけど・・・)
  「冠・婚・葬・祭」 (また違った作風でまったりしっとりと。)
  「ポジョとユウちゃんとなぎさドライブウエイ」 (「旅を数えて」に収録。この作品の雰囲気が結構好き。)

  この他にも「さようならコタツ」とか、いろいろ。
  それにしても、中島さん、たくさん書いてるなあ・・・書きすぎなくらい!?
  全体的な感想としては、ストーリーが空をいく雲のように流れていく感じ。
  もちろん例外もあるけれど・・・
by hayakawa-houmu | 2010-04-22 05:37 | 趣味のこと
「たけのこ、筍、竹の子」
  今週月曜日夜、以前ご紹介した「シェ露堂」の有岡シェフから筍が届いた。氷の固まりにガードされ、氷水に浸けられ、発砲スチロールに入った筍がクール宅急便で届いたのである。

  有岡シェフのひとつの哲学は「地産地消」であり、今月の料理には筍を使ったスペシャリテがお店で供されることになるのだが、そのお裾分けで大きな筍1本を送って頂いたのだ。筍は収穫してから3時間以内に下処理をしないとアクがまわってしまうのだという。金曜日朝に収穫した筍は3時間以内に湯がかれ、冷水に一晩浸けた後、いわゆる「掃除」をしてから出荷の運びとなる。

  昨春送って頂いた筍は繊細で甘く、こんなに美味しい筍食べたことないというレベルにあった。そんな繊細な筍だから、お裾分けするにも大変気を遣う。折角の有岡シェフの下処理を台無しにしてはいけない・・・ということで、取りに来られる方は別としても、アルマジロが配送するのは到着翌日の限定1名・・・とさせて頂いた。お許しあれ・・・

  さてさて、今年の筍の出来映えは・・・アルマジロの料理の腕前が試される時がやってきた! たけのこご飯、てんぷら、若竹煮、バターソテー、磯辺焼き、ムース、などなど・・・素材を活かしたシンプルな料理で頂きたい。筍は、渋みの残る先端部分、最も甘い根本部分、そして、その中間部分と3種類の味が楽しめる。

  今週は、春限定、筍三昧の1週間である。有岡シェフ、ありがとうございました!


  追伸

  当然のことながらもう調理して食べ始めましたが、今年の筍もとてもおいしいです! このおいしさは素材故か、それともシェフの下処理故か・・・おそらく両方ですよね。以前は京都から朝獲りの筍を皮付きの状態で送ってもらっていましたが、それとはまったく違う味わいです! 奥が深い・・・

  今のところの秀逸の一品は、スライスした筍に軽く塩をふり、片栗粉をまぶして、バターソテー。これ最高です! 素材が良くなきゃ、こうはいきません。筍のペペロンチーノ・パスタやリゾットも美味しそう!

  

  
by hayakawa-houmu | 2010-04-21 05:43 | 趣味のこと
「物事の多面性(1)」
  難しい数学の問題を解いていて行き詰まった時、少し違った角度から問題を見てみると、すらっと解けてしまうことってありますよね。いろいろな相談をお受けしていく中で、似たような現象を目の当たりにすることがよくあります。

  どうしてこのような現象が起きるのかというと、おそらく人間は物事の限られた部分を捉えてそれがすべてだと思い込みがちなところにあるのかも知れません。物事の多面性故の、一種の「偏見」「バイアス」というやつですね。そんなこともあって、依頼人や友人から相談を受けた時によく引き合いに出す話が「リンゴ」の話です。ひとつの「リンゴ」を取り出してみたときに、これは確かにひとつの「リンゴ」だけれど、見る角度によって違った形に見えるのです。真横から見た時には「リンゴ」としてお馴染みの形、真上から見たら芯が中心にある形、下からみたら・・・斜め上から見たら・・・という具合にそれぞれ異なって見えるのです。そして、それぞれの角度からどのような形に見えたとしても、それは「リンゴ」には違いないのです。

  たとえば、友人が離婚したいと言って「とにかく話を聞いて!」と迫られることが何度かありました。当事者双方から事情を聞いてみると、お互いの言い分は異なるのですが(大概、思い込み、かつ、水掛け論!)、その根底にある問題となる事実は共通であることが多く、お互いの見方を変えてあげるとその事実の裏にある事情や感情が整理され解決に至るなんてことがママあります。よく言うところの、「相手の立場になって考えろ」というやつですね。そう言ってしまうのは簡単ですが、人間の習性故か、常に実践するのはかなり難しいですよね。

  似たようなことは「会社」の構成要素にも言えそうです。「会社」にとって一番大切な構成要素は何かと尋ねれば、「それは人だ」「物だ」「金だ」と様々な意見が出てきます。それぞれの意見にはそれぞれの首肯できる理由があるのですが、それらは「会社」という存在の一面を捉えたものに過ぎないのだと思います。時には矛盾することもあるこれらの要素すべてが「会社」の一番大切な構成要素なのです。そして肝要なことは、「会社」の置かれた状況に応じてこれら3つの要素のバランスをうまくとるかということなのだと思います(この視点は「会社法」を理解する上でも非常に重要です! たとえば、どのような場合に株式買取請求権や債権者保護手続が必要かなんて、特に暗記などしなくても、登場人物間のバランスを考えてみればわかりますよね。)。

  現在のように不景気が続くと当然のことながら「金」が重要視されるわけですが(キャッシュフローが回らなくなれば、どんな会社だって即死ですからね!)、本屋の店頭には「こんな時こそ人材を重視すべき」的論調の本が出回りがちに思います。出版会社のマーケティング戦略としては正解なのだろうけど、真剣に悩む中小企業の経営者の方々にとっては一種の理想論が多く、「騙されないぞ」とおっしゃる方が多いのには心強く感じるアルマジロです。理想を追い求めることはとても大切ですが、時と場合によりますよね!
by hayakawa-houmu | 2010-04-19 05:41 | 日々雑感
「スカッシュに復帰!?」
  アルマジロは、先日、スカッシュに復帰してみました!?

  約1年ぶりの復帰です・・・といっても、もうかれこれ7年前に試合から引退した後は一昨年に1年弱復帰して以来のことです。

  体重が増えたとかお腹がでてきたということはなかったのですが、とにかく運動不足であることが気持ち悪くて、少しでも解消しようと最も手頃なスカッシュを再開したという次第・・・

  先日は約1時間しかプレーしなかったのですが、45分経過の時点で体はパニック状態に陥り、脚・腕・腹筋・背筋など体中が筋肉痛になってしまいました。運動してすぐに筋肉痛が出るというのは若い証拠とのことですから、その点だけが救いです。

  今後どこまで続くかわかりませんが、アルマジロの修行の一環として、とりあえず続けてみようと思います。
by hayakawa-houmu | 2010-04-16 07:05 | 趣味のこと
「ハブテトル ハブテトラン」
  「ハブテトル ハブテトラン」という1冊の本。

  著者は「中島京子」 。

  「ハブテトル」とは備後弁で「すねている、むくれている」という意味。「ハブテトラン」はその否定形、とのこと(友人によれば、備前岡山でも同様に使うみたい)。著者の意図からすれば、小学校高学年位の子供向けに書かれた本だと推察するが、どうしてどうして親御さんにも是非読んで欲しい本である。
  
  決して大袈裟ではない・・・アルマジロの人生で読んだ本の中で最も共感した本かもしれない。少なくとも3本の指に入ることは間違いない。もっとも、本を読んで共感するなどというのは結局のところ読み手のアンテナに触れるか否かであろうから、誰もが同じように感じるなどというのはあり得ないこと・・・

  だが、自称精神年齢19歳、「大人嫌い」のアルマジロのアンテナには強烈に作用したようだ。何かと「枠」をはめたがり、調子ばかりがよくて、平気で人を裏切り、自分さえよければとばかり考え・・・そんな「大人」のステレオタイプに当てはまる心当たりのある方々は、主人公「ダイスケ」を初めとする登場人物の爪の垢でも煎じてお飲みになったら如何だろうか。どうせ「自分だけは違う」なんて言いたいところであろうが、そうだからこそいわゆる「大人」なのだ(どんな「大人」だって、子供の頃は違ったと信じたいが・・・)。

  こんなことを書くのはアルマジロに似合わないかもしれないが・・・この「中島京子」という作家は感受性が豊かで賢い人なのだと思う。ひとつの事象を異なる角度から観察する際の視点の鋭さがあるのだ(作品によっては少々論理的過ぎるきらいもあるが・・・)。上質なユーモアも十分。その強みは、小説デビュー作の「FUTON]を初めとする、彼女の様々な作品によく表れている。この作家、有名な賞を獲った作家というわけではない。しかし、文学賞などというものは権威主義的な一部の「大人達」によって支配されていることからすれば、その本の評価というものは読者ひとりひとりに委ねられていると考えれば足りるのである。是非今後も多くの読者を楽しませてくれることを期待したい。

  今回はあまりのの共感故に、つい、こんな書き慣れないことを書いてしまったアルマジロでした!

  
  追伸

  中島さんの「冠・婚・葬・祭」という本も素敵です。 どこか落ち着いていて、しっとりとしていて。おそらく十分な時間を掛けて書かれた作品かと。こちらもアルマジロのお奨めです!
 
by hayakawa-houmu | 2010-04-15 06:00 | 趣味のこと
「業務監査」
  「監査」といえば、会社法をかじったことがある人であればすぐに、「それって、いわゆる監査役の監査のことですか」なんていう質問が返ってくる。

  お決まりのお返事は、「一般的にいえば、そういうことです。監査の内容には業務に関するものと会計に関するものがあります。業務監査とは、会社のルールや法令にそって業務が適正に行われているかどうかを調査することです。他方、会計監査は会社の会計に照準を合わせて調査するものです。会社がおかしなことをすると社会的影響も大きいし、債権者や従業員などの関係者に多大な迷惑をお掛けするので、法律でその仕組みを提供しているわけです」、てな説明になる。一言で纏めてしまえば、「監査」とは、会社とその関係者に迷惑をかけないようにするために会社自身が行う「リスク・マネージメント」ということができる。

  にもかかわらず、特に中小企業においてはそのような取り組みはなされていない方が圧倒的に多いのが現実です。法律でその仕組みを強制されている「大会社」や「公開会社」(株式を公開している会社)においてですら、その仕組みはあるものの機能不全に陥っている場合も多いのです。そして、この現象は日本固有のものではなく、アメリカにおいても同様です。ニュースに登場する大事件だけを取り上げてみても、産地偽装だの牛肉偽装、あるいは三菱自動車・トヨタ事件にエンロン事件等々、枚挙に暇がないですよね。

  何故こんなにいい加減なのか、様々な理由があることと思う。おそらく、ひとつの理由は従業員やマネージメントの理解不足。上述したように、「監査」とは、会社とその関係者に迷惑をかけないようにするために会社自身が行う「リスク・マネージメント」なのだから、会社と従業員を初めとする関係者を守るための仕組みであるはずである。しかし現実は、監査する方もされる方も一種の「あら探し」と否定的に捉えてしまう。だから、「見付かったら大変!」と隠してしまったり、隠したものが後々問題となって大事件、ことによったら生命・身体に危険を及ぼす犯罪にまで発展してしまう。

  もうひとつの理由は、監査で発見されるリスクに「不正」という形容詞を付けたがること。「不正」といえば、どこか犯罪の匂いがするものだから、監査される方は必要以上にびびってしまうし、監査する方は必要以上にエラそうになる。どこぞの巨大企業のように「見付かったらクビ」みたいな冗談ともいえない冗談(本当は、これ真実!)が職場を飛び交う。犯罪ともなりうるリスクなら「不正」といわれても仕方ないけれど・・・

  ・・・といいつつも、「監査」って、実際に体制を作るとなると、いろいろな意味で難しいですよね。アルマジロ的には、会社の規模がそれなりの大きさになれば、それなりのリスクマネージメントに関わる体制が必要だと思います。ましてや、従業員が100名もいて年商が億の単位であれば、当然その体制は必要でしょう。経営陣の頭の中だけで処理するのはもはや不可能ですからね。特に株式を公開していない会社には同族会社が多いでしょうから、リスク・マネージメントの体制もなく同族株主の利益ばかりが追求されて従業員や債権者など関係者の利益がないがしろにされているとすれば、それこそ大問題ですよね(実は、そんな会社って多いのですよ。会社の組織図を見ると結構簡単に見当が付くので、ボランティアの就職指導でも、そういう会社は警戒した方がいいよとアドバイスしています。)。

  そんな現状に悩まされつつ奮闘するアルマジロの感想は、また後日・・・
by hayakawa-houmu | 2010-04-13 06:48 | 予防・戦略法務のこと
「ウクレレ発表会(1)」
  何十年ぶりでしょうか、楽器の発表会に出るなどというのは・・・昨日都内某スタジオで行われたウクレレ・クラッシックギターの発表会に出てしまいました! なんでアルマジロがウクレレ「???」なんてと言われるのが気恥ずかしくて秘密裏(!?)に出演。いらっしゃるのですよ、一旦宣伝したら最後、面白がって来ちゃう人達が・・・スカッシュの大会とかもそうでしたが(応援はもちろんありがたいのだけど、その後が怖い・・・)。

  曲目は「見上げてごらん、夜の星を」のソロ演奏。まあ、久しぶりのことでもあるし、ウクレレはじめて半年足らずでもあるし、比較的怪我の少なそうな曲にしました。
  
  聴かせるなんてことよりも、まずは自分が楽しんじゃえと臨んだのですが(にもかかわらず、見に来て下さったお二人の方に「捧ぐ」と大見得まで切ってしまい・・・もちろん半分は冗談ですけど)、果たしてその出来は・・・

  控え室で練習していた時は結構調子良かったのだけれど、本番では緊張からか指の動きがいつもと違っていました。演奏の途中で2弦の開放弦がビビリ出したので(ウクレレ本体と換えた弦の相性なのでしょう)、少々動揺してしまいました。スポットライトが使われていましたが、通常の舞台とは異なりあまり暑くなかったので、この点は助かりました。いつも大汗をかいて大変なことになりますからね(笑)

  アルマジロの人生においては大勢の人前で何かをする機会はそれなりにあり、アルマジロはあがらなくていいですねなどというお言葉をよく頂戴したのですが、実はいつもあがっているのです。特に、シーンとした聴衆を前にして1人で指を動かすのは苦手です。口を動かすのはまだなんとかなるのですが・・・

  それにしても、28組の出演者の方々は、皆さんお上手で驚きました(中には、セミプロはだしでコンサートをよくやっている方もいらっしゃいます)。次回は負けないよう、特訓して臨みたいと思います。

  せっかくの楽しいウクレレですから、次回はデュオかトリオで演奏したいのですが・・・(実は、お揃いのアロハを着てフラと歌付きでやろうというプランが先日盛り上がりました。実現したら楽しそう!) クラッシックギターと比べればやはりウクレレは「寸足らず」なので、ソロで弾くよりもこちらの方が似合っていると思います。もちろん、ウクレレ・ソロでギターやピアノの向こうを張るのもとてもチャレンジングで楽しいのですけどね。
  
  出演された皆さま、見に来て頂いた方々、そして、主催して下さった皆さま、お疲れ様でした!
by hayakawa-houmu | 2010-04-12 04:01 | 日々雑感



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