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先日友人のブログに「(筆者にとって)ワインは敷居が高いかも・・・」との感想が述べられていました。アルマジロ的には、世間にいうそんな「敷居」なんて気にする必要は全くないと思います。
たしかに、「ワイン・テイスティング」などと洒落た呼び名で、ブドウの種類、産地、歴史、味や香りの表現の仕方などなど、資格まで用意されているといった具合にいわゆるバブル期には相当の持て囃されようでした。かくいうアルマジロもパークハイアットのニューヨークグリルで用意されたテイスティングのコースに出てみたり、ヨーロッパの国々を訪れた際に暇をもてあそぶよりはとワイナリーでテイスティング教室に参加してみたりもしました。 ところが、「ワイン・テイスティング」など個々人の趣味の領域、つまり、好き好きの領域だと理解していたアルマジロは、あたかも「学問」のように薀蓄を語られても、ある種違和感を感じざるを得ませんでした。要は、美味しいと本人が感じるのであれば、解説も薀蓄もいらないではないかと思ったのです。 時代がバブルのそれであったということもあるのでしょう、フレンチやイタリアンのレストランだけでなく、日本食処、鮨屋にまで、猫も杓子もワインを店に並べるようになりました。もちろん、心ある店主のお店では、断固として拒否してたわけでもあります。きっと、これが「トレンド」あるいは「流行」なるものなのでしょう。そのような動きを決して否定しませんが、世の中、皆「右へ倣え」というのは如何なものでしょう。どのような「流行」であれ、一定の時間を経過した後の行く末が想像できてしまうのですけどね。 そんな「右へ倣え」の時代にあっても、そこは生来ひねくれもものアルマジロ的には、刺身などの生魚に合うワインというのはほとんどありませんでした。刺身といったら、やっぱり冷酒です! 逆に、肉には赤ワインなどといいますが、肉に合う白ワインだって結構あると思いました。 それはさておき、どのような時代にあったとしても、飲んでる本人が美味しいと思えば、それで良いのです。アルマジロの友人であるハイソ(セレブ)のお姉さまに至っては、本来常温で、十分に空気に触れさせてから飲むべきとされているある種の赤ワインを、キンキンに冷やした上、抜栓するやいなやグラスに注ぎ飲み干すという、その飲みっぷりを初めて見たときにはびっくり仰天したものでした。ところが、言う人に言わせれば貧相なこの飲み方も、真似して飲んでみるとなかなかイケるのですよ、これが(笑) ことほど左様に、飲んでいる本人が美味しいと感じれば良いのであって、そこには高い「敷居」も低い「敷居」もないと思うのです。 それにしても、世の中には意味のない、目に見えない「敷居」がたくさんあるように感じます。それもこれも、自分達を他人より優れていると見せたい、お金持ちだと思わせたい、選ばれた人達だと誇りたい、などなどの自己満足故なのだとすれば、どこか子供じみていると思うのはアルマジロだけでしょうか。 ■
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by hayakawa-houmu
| 2011-06-13 05:45
| 趣味のこと
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