「経営理念は重要である」という言葉をよく耳にします。皆さんは、身の回りの会社の「経営理念」を強く感じたことはありますか?
アルマジロは性格が単純なせいか、お付き合いのある会社の「経営理念」に結構感心させられることがあります。もっとも、その会社の「経営理念」は、経営者の方との会話の内容から間接的に感じ取れる場合もありますし、あるいは、経営者の方から「XXXが我が社の経営理念です」と直接的に理解させられる場合や、ひとりひとりの社員の方から直接的・間接的に感じ取れる場合もあります。 このように、「経営理念」の感じ方は様々ですが、経営者の方々が「この会社は、XXXな会社にしたいのだ」という理念を持つことは至極当然です。そして、 「経営理念」は、その会社の経営を方向づける重要な指針になると共に、顧客の側からすると、その会社を選択する際の重要な要素になってしかるべきです。だとすれば、会社は、具体的かつ明確な「経営理念」を持つべきでしょうし、経営者のみでなくひとりひとりの社員を通じて、直接的・間接的に「経営理念」を顧客に語れるようにするべきなのでしょう。 巷の経営論的にみればごく当たり前のことを何故このように長々と書いてきたかというと、実は最近、こんな経験がありました。どのような経験かというと、その会社の経営者は実に具体的かつ明確で、アルマジロにとっては惹かれる「経営理念」をお持ちです。しかしながら、一部の社員の方々の応対や契約書の内容は、経営者の示す「経営理念」とは相容れない性格を持つもののように思えたのです。非常にもったいない、というか、残念に感じました。 経営者の方々の「経営理念」がいくら立派なものであっても、顧客との接点となる社員がこの「経営理念」を具現化する行動をとれなければ何にもなりません。他方、会社の「経営理念」をひとりひとりの社員に理解させ浸透させることは、非常に苦労の多いことも事実です。しかし、この苦労を怠らないことが、「経営理念」を現実化するためには非常に重要なことなのですね。 当法務事務所においても、顧客に「経営理念」を伝えるための一助となるべく、契約書の作成やレビューの依頼を受けた際には、依頼された会社の「経営理念」等をも反映した契約書、つまり契約書の内容をご理解頂ければその会社の「経営理念」が滲み出てくるような、そんな契約書となることを心掛けております。
by hayakawa-houmu
| 2009-08-11 06:29
| 日々雑感
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