アルマジロも歳をとるにつれて、時間が経つ速さは加速度的に速くなっているように感じる。 それも、恐ろしい程に・・・
他方で、世の中が変化する速度は思っていたよりもずっと遅いようだ。 先日も九州大学の紛争管理研究センターのワークショップに参加してきた。出席者の約半数(!?)は女性、裁判所の調停委員や元裁判官・元検事、司法書士や行政書士といった、裁判所や民間調停機関で活躍されている人達が参加者であった。1日目のカリキュラムが終わった後の懇親会で様々な人のお話を聴いていると・・・ ある裁判所関係の方から、「以前は、女性の調停委員は黙っていなさいと発言も許されず・・・少しは改善されたという現在でも・・・」なんてお話を伺い、他の女性の方も頷いておられたところを見ると・・・アルマジロ的には、おそらく過去30年間、女性の社会での活躍という領域では大きな変化は実現できなかったと思わずを得ず、なんだか寂しい気持ちになってしまった。男女機会均等だの、男女共同参画だのと様々な法律まで作りながら、この為体ですからね(もちろん、法律の内容が内容ですから。)。 たしかに、そのような変化が実現できなかったのには様々な原因があろう。受け容れる男性社会側の度量の狭さあり、取って代わるべき女性側の力不足あり、政治や社会体制あり、などなどの複合的要因の結果なのだろうとは思う。しかし、一番の原因は、男性であれ女性であれ、変わるべき側のひとりひとりの個人にあったのではあるまいか。厳しい言い方をすれば、ひとりひとりの中途半端な気持ちや実力が命取りになったのではあるまいか。 アルマジロの極めて限られた経験でいうならば、何かを大きく変えようとすれば、必ず少数の賛同者と多数の敵を作ることになる。さらに、周りの人間ひとりひとりのことをどんなに親身に考えたとしても、周りの人々はいわゆる「親の心、子知らず」状態。そんな帰結を馬鹿馬鹿しい、寂しいと思いつつ、目指すところの変革に向かっていかなければならないのだ。 常にそうであったとしても、世の中の女性や若者には、世の中を変えることに是非頑張ってほしい、挑戦してほしいと願って止まない。是非、偉そうなことばかりぬかす男性や大人の鼻をあかしてやってほしいと思う。そもそも、そんなエネルギーのない世の中なんて、決して良い世の中のはずはないと思う故。
by hayakawa-houmu
| 2010-12-10 05:40
| 日々雑感
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