皆さん、 「ディベート」って、やったことありますか?
会社で、友達と、あるいは夫婦でしょっちゅうやっているよ、なんて声が聞こえてきそうです。 そうです、「ディベート」とは「討論」とか「議論」という意味ですから、しょっちゅうやってますよね。 ところでこの「ディベート」、競技、つまり、コンペティション、というか、大会まであるということをご存じの方はかなりの通だと思います。アメリカでは大学対抗などの形式でかなりポピュラーにやられていたようです。日本でも松本某氏が中心となって80年代にはかなり評判になっていました。学生だけでなくビジネス・パーソンにもビジネス・スキルのひとつとして推奨されていました。日本語で行うものと英語で行うものがありました。因みに、アルマジロは英語で行うディベートのみ試合経験があります。 このディベートに関して、アルマジロには忘れられない、にがーい青春の思い出があります。あれは大学1年生の頃、5人制の試合をしていた時のことです。細かな状況を書くのは胸くそ悪いので端的に言うと・・・うぶなアルマジロは相手側の誘導尋問に見事にはめられてしまったのです。そして我がチームは試合に負け、仲間からは責められ・・・ 今から思えば、相手の誘導尋問にはめられたとしても、そのことを逆に利用して相手の論理を反駁することはいくらでもできたはずと思います。しかし、その頃は素直だったというか、幼かったというか、そんなことは思い付きもしませんでした。そんな自分を今では微笑ましくも思いますが、と同時に、若き日の心の傷として残っているのです(笑) 「ディベート」のひとつの良い点は、討論や議論をゲーム感覚で、後腐れ無く行う感覚が身に付くことだと思います(ディベートの経験の無い相手は必ずしもそうは思わないので要注意ですけど。)。そして、議論における論理にはいわゆる「勝ち筋」というものがあるにせよ、たとえ不利な状況に置かれたとしてもその状況を覆す論理も存在することを知ることになります。どこかラグビーにおける状況打開の基本は飛び道具などではなく地道なタックルにあることと共通するところがあるようにも感じます。 議論や討論をして負けそうになると「それは屁理屈だ!」とばかり言わないで、状況を打開する論理の道筋を探し出してみて下さい。何処か会社経営に通じるところがあるようにも思います。スポーツで汗をかくのも爽快ですが、おつむで汗をかくのも結構楽しいものですよ!
by hayakawa-houmu
| 2010-05-19 05:50
| 日々雑感
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