最近のニュースによれば、長年の懸案であった「夫婦別姓」に関する法案を提出する方向にあるようである。特に男性の立場からは、「???」という反応や、家族や夫婦の結束力が弱まるなどの様々な理由が並べ立てられてきた。
たしかに、家族や夫婦で姓が異なれば、定性的、相対的、あるいは気分的に結束が弱まると言えないこともないが、同一の姓に家族や夫婦の結束力の源を求めるとはそれこそお寒い状況なのであろう。そもそも姓も名もその個人のアイデンティティの問題だから、この現代社会において旧民法の「家制度」よろしく「家」に縛られ同一姓を名乗らなければならないというのもおかしな話である。また、通称や俗称で我慢しろということにも無理がある。 ただ、「夫婦別姓」を導入するとなれば、官公庁や企業などのシステム変更に莫大な投資が必要となることは想像に難くない。しかし、個人のアイデンティティを重視する社会を構築することは、世界基準で考えてみても至極当然のことであって、そのためのコストに血税を投じることはこの国の社会の有り様にとって価値ある投資であると考えるが如何であろうか。
by hayakawa-houmu
| 2010-02-25 05:41
| 日々雑感
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