迷参謀アルマジロの日々是修行日記
「心震わせるもの」
  この歳に至ってこんなことを言うのもおかしいが、昨年のラグビーW杯の決勝「ニュージーランドvsフランス」におけるオールブラックスのプレーを観ていて、心震わされた。

  何に心震わされたのか・・・それは、彼らの献身的なプレーの数々である。言うまでもなく、オールブラックスは世界のラグビー界において、優勝を宿命付けられたチームである。ましてや、地元開催。しかも、久々の優勝である。そんなプレッシャーの中で、また、怪我人が続出する中で・・・その献身的なプレーの数々は、観る者達の心を震わせるに十分であった。

  特にラグビーに限ったことではない。サッカーやバスケットボール、野球などの集団スポーツでは同様に見られるものである。ただ、「献身的」というとすぐ日本人は自己犠牲という言葉に置き換えてしまいがちであるように思う。だが、ここでいう「献身的」とは、「チームの勝利」という目標に向かって、チームに対して自分が出来ることを全力で行うという意である。

  また、「献身的」であるとは、相手を凌駕する程のパワーとスピード、そして、スピリット、精神あるいは心といった三位一体で初めて成り立ちうることのようにも思う。そこには、華麗なテクニックやスキルを観客にみせようなどという邪心すらない世界である。もちろん、そんな邪心すらなくても、その基本に忠実なプレーこそが観客を魅了し、結果的に「華麗」という評価を得ることもあるではあろうが。

  とかく二流、いや三流のプレーヤーは人を感心させるようなテクニックやスキルに傾倒しがちであるが、「献身的」なプレーをどれだけ高いレベルで試合時間中続けることができるかが「一流」と呼ばれるために必要な尺度なのだ。このことはスポーツの世界だけではなく、他の世界に通じる原則であろうことは言うを待たないのである。
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# by hayakawa-houmu | 2012-01-16 04:21 | 日々雑感
「グラス、杯、コーヒーカップ」
  どのような器に盛り付けるかにより、料理の味も変わるという。
  おそらく、料理の味は舌で味わうと同時に、目や五感でも味あうことをいうのであろう、

  飲み物でも同じようなことが言えるようだ。たとえば、ビールなどは注ぎ方で味は変わると同時に、注ぐグラスがどののようなグラスかによっても味が大きく異なる。生ビールでも顕著であるが、瓶ビールで試してみると結構面白い。一つの要素はグラスの温度やサイズ、そして、もう一つの要素はグラスの口当たり部分のガラスの厚みである。アルマジロ的には、程よく冷やした、いわゆる「ウスハリ」と呼ばれる超薄、かつ、小ぶりのグラスで瓶ビールを飲むのがお奨めである。我が家で使用中のグラスは、横浜生麦のキリンビール工場見学の折に購入したもの。かつて行きつけだった都内某鮨屋からアイデアを頂戴した次第。

  ワインの世界ではというと、そのワインの性格・性質を考慮して、ブルゴーニュ・ボルドー等の産地の名前を冠した、各々のワインの特色を最大限引き出すための、いわば機能的グラスがあることは知っていた。おそらく、シェリー酒を飲むためのあの小ぶりのグラスもその類のグラスなのかもしれぬ。しかし、アルマジロ的には、そんなことはお構いなしにワインを飲んできたのが実情である。

  日本酒だってその性格・性質は千差万別だから、その性格・資質をこじつけた杯を使うべきだとされても当然のように思う。だが、そんな話はあまり聞いたことがない。まあ、アルマジロの場合は単なる呑兵衛だから、その日の気分で使う杯の種類や大きさは変われど、味の変化まで意識して飲んでいるとは思えないが・・・

  ところが、最近コーヒーを飲む度に、コーヒーカップによって味わいが異なるように感じるのだ。昨年末に到着した砥部焼のコーヒーカップ、そう浜岡健太郎さんの作品でコーヒーを飲んでいるとどこか落ち着いた味を感じるのである。この小ぶりなコーヒーカップ、僅かに黄色みを帯びた白磁、しかも薄手のカップである。見た目も落ち着きがあるが、その薄手故の口当たりがそんな雰囲気を醸し出しているのかもしれぬ。

  実に、不思議なものである。
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# by hayakawa-houmu | 2012-01-13 05:39 | 趣味のこと
「大学ラグビー:選手権 決勝」
  大学ラグビーの選手権決勝は「帝京大学vs天理大学」。

  結果は「15-12」で帝京大学の勝利。

  祝、帝京大学、三連覇!

  この試合も「ディフェンス」の大切さを体現した好ゲームでした。帝京大学の堅い固いディフェンスをよく破って2トライを挙げた天理大学にあっぱれでした。なんと、今大会で帝京大学が初めて奪われたトライでした。しかも、スクラムやラインアウトでの劣勢にも拘らず、でした。特に、天理大学背番号10番、スタンドオフの立川君のプレーは今後の日本ラグビーの活躍に繋がるプレーとして、大いに期待できるように思います。

  それにしても・・・今シーズンの学生ラグビーの頂点を極めたチームは、その強力な攻撃力もさるものながら、「ディフェンス」力の卓越したチームでした。世間でのだらしのない大人達の不祥事を反映してかしないでか、派手な攻撃力重視型からの変遷を示す、あるいは、守備力重視型の重要性を暗示させる結果に終わったとも言えそうです。

  上記はスポーツの世界のことではありますが、「ディフェンス」の重要性は、企業活動を初めとする組織の活動においても強く認識され実行すべき事柄かと思います。
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# by hayakawa-houmu | 2012-01-10 05:41 | 趣味のこと
「高校ラグビー:決勝」
  祝、東福岡高校、三連覇!
  
  東海大仰星を相手に「36-24」で勝利。風上に立った前半で試合の流れを掴み、勝負あったといったところでしょうか。前回のコメントを敢えて繰り返しますが、「ディフェンス」の勝利、「防御は最大の攻撃」「アタックル」ということです。試合終了間際には、試合を終わらせる策に没頭することなく、トライを獲り切ろうとプレーを継続させ、試合時間は7分程超過。結果的には東海大仰星に反撃されトライを奪われたのですが、東福岡のその姿勢は「あっぱれ」でした。

  それにしても・・・東福岡主将の前日インタビューに対するコメントには甚く感心させられました。

  「明日の試合では、仲良しクラブでない我々の絆をお見せしたいと思います。」
 
  「仲良しクラブでない絆」、つまり、馴れ合いの関係ではなく、お互いに切磋琢磨していく関係、あるいは、ライバルの関係・・・

  これって、とても大切なことだと思うのです。一般的には、口では大義名分を掲げながらも、「仲良しクラブ」、いわゆる「同好会」的関係を作りたがる人が多いのです。そして、構成員は客観的に観察することを忘れ馴れ合いの実態が続くが故に、具体的目標は失われ、時間の無駄ばかりになってしまいがちなのです。ロースクールでもそうでしたが、とかく「勉強会」と名の付くものに、そんな話が多いように感じます。

  にも拘らず、多くの中年を過ぎた大人でさえ気が付かないことを、高校生にして気付くと同時に、TVインタビューでコメントできるというのはとても立派であり素晴らしいことだと感じました。きっと、それなりの確信と自信に裏付けられているのでしょう。

  もちろん、クラブや会のメンバーが仲良しになることは悪いことではありません。親睦等が目的であるならば、それはそれで良いと思うのです。アルマジロもそのような集まりは大好きです。しかし、スポーツにしろ勉学にしろ、何かを身に付ける、あるいは、向上させるといったことを目指す集団としては、お互いが切磋琢磨していく関係を作り上げなければ、決して目標を達成することはないと思うのです。

  会社や学校、あるいは、その他団体で単なる「仲良しクラブ」を多く見てきたアルマジロにとっては、それはとても新鮮なコメントでした。決して優勝したから言う訳ではありません。東福岡高校は「仲良しクラブでない絆」を十分に見せつけたと思います。敗れた東海大仰星高校にもそんな絆が間違いなくあったと推測させる、好ゲームでした。

  P.S.

  東福岡高校の谷崎監督曰く、

  「やる気の原点は目標にあり、楽しみの原点はプロセスにあり、喜びの原点は結果にある。」

  おっしゃる通りだと思います。

  それにしても・・・これを高校生の時点で理解できる訳ですから素晴らしい。成功体験の為せる技かもしれませんね。
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# by hayakawa-houmu | 2012-01-09 06:58 | 趣味のこと
「高校ラグビー:準決勝」
  全国高校ラグビー準決勝「東福岡vs常翔学園」。

  結果は「28-5」で東福岡の勝利となったが、前半「7-0」は見ごたえのある試合であった。

  今回の注目も「ディフェンス」。前半戦における両チームのディフェンスには身を見張る程堅固なものであった。東福岡の前半の得点はロスタイムに入ってからのものであったように思う。

  ラグビーには「アタックル」という言葉があるように、ラグビーにおけるディフェンスの一手段である「タックル」こそが最大の攻撃機会、つまり「アタック」を生み出すのだ。その意味では、「防御は最大の攻撃」とでも言うべきか。組織的に、かつ、前で相手を止める防御、足元に突き刺さるような低いタックルなどなど、卓越した攻撃力を有する両チームの対戦であったからこそ、お互いのディフェンス力がこれだけ眩い光を発したのである。

  思えば、企業経営もそうである。数々の不祥事の裏側を眺めていると、「攻撃は最大の防御」と考えるよりも「防御は最大の防御」と考えるべきだと思う。攻撃は華やかだが、ゲームに勝つためにはチームが失点を重ねない防御の力があってこそ、その攻撃も可能となるのだ。換言すれば、攻撃と防御は、その局面局面においてバランスがとれていなければならないのだ。そこのところの感覚をなくしてしまっては、ゲームに勝つことができないだけでなく、不祥事にもつながりかねないことを頭の隅においておかなければならぬように思う。

  P.S.

  東福岡高校は、今年も実に強いです。このチームの強さは、よくディシプリンされた能力の高い選手達が、ラグビーというゲームの本質を理解しようと心掛けると同時に、ゲームを楽しむという姿勢を忘れないところにあるように思います。少々褒めすぎかもしれませんが・・・

  正直言って、これまで会社やその他の場所でそのようなチームを作り上げたいと思ってきました。しかし、アルマジロの力不足故にに理念を共有することが難しく、実現することはできませんでした。それだけに、この高校の監督さんや120名を超える部員の皆さんを心より素晴らしいと思います!
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# by hayakawa-houmu | 2012-01-06 06:56 | 趣味のこと


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法務参謀アルマジロ日記
by ととろ
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