どのような器に盛り付けるかにより、料理の味も変わるという。
おそらく、料理の味は舌で味わうと同時に、目や五感でも味あうことをいうのであろう、 飲み物でも同じようなことが言えるようだ。たとえば、ビールなどは注ぎ方で味は変わると同時に、注ぐグラスがどののようなグラスかによっても味が大きく異なる。生ビールでも顕著であるが、瓶ビールで試してみると結構面白い。一つの要素はグラスの温度やサイズ、そして、もう一つの要素はグラスの口当たり部分のガラスの厚みである。アルマジロ的には、程よく冷やした、いわゆる「ウスハリ」と呼ばれる超薄、かつ、小ぶりのグラスで瓶ビールを飲むのがお奨めである。我が家で使用中のグラスは、横浜生麦のキリンビール工場見学の折に購入したもの。かつて行きつけだった都内某鮨屋からアイデアを頂戴した次第。 ワインの世界ではというと、そのワインの性格・性質を考慮して、ブルゴーニュ・ボルドー等の産地の名前を冠した、各々のワインの特色を最大限引き出すための、いわば機能的グラスがあることは知っていた。おそらく、シェリー酒を飲むためのあの小ぶりのグラスもその類のグラスなのかもしれぬ。しかし、アルマジロ的には、そんなことはお構いなしにワインを飲んできたのが実情である。 日本酒だってその性格・性質は千差万別だから、その性格・資質をこじつけた杯を使うべきだとされても当然のように思う。だが、そんな話はあまり聞いたことがない。まあ、アルマジロの場合は単なる呑兵衛だから、その日の気分で使う杯の種類や大きさは変われど、味の変化まで意識して飲んでいるとは思えないが・・・ ところが、最近コーヒーを飲む度に、コーヒーカップによって味わいが異なるように感じるのだ。昨年末に到着した砥部焼のコーヒーカップ、そう浜岡健太郎さんの作品でコーヒーを飲んでいるとどこか落ち着いた味を感じるのである。この小ぶりなコーヒーカップ、僅かに黄色みを帯びた白磁、しかも薄手のカップである。見た目も落ち着きがあるが、その薄手故の口当たりがそんな雰囲気を醸し出しているのかもしれぬ。 実に、不思議なものである。
by hayakawa-houmu
| 2012-01-13 05:39
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