正月3日に行われた高校ラグビー全国大会の準々決勝4試合。
好ゲームが少なくなかったが、その中でも「東福岡vs桐蔭学園」は素晴らしいゲームでした! アルマジロの戦前の予想では、2・3回戦の出来から見て桐蔭学園が圧倒的に不利と見ていた。実際、今年の桐蔭学園は昨年のように力が卓越したスター選手数名がいるわけではない。しかも、2・3回戦ともエンジンの掛かりが遅く、先制トライは奪われるわ、前半終了時にリードを許すわ、の体たらく。 それがどうだろう・・・東福岡を相手にした途端、ライオンはお目覚めになったようだ。 勝負こそ「29-21」で東福岡に女神は微笑んだが、後半は15-15と互角であった。観る者の心を打ったのは、、両校ともにそのディフェンスの強さである。ディフェンスのしっかりしたチーム同士の対戦こそ、見ごたえのある、「これぞ、ラグビー!」といった試合になることを再認識。 思えば、この対戦は昨年の決勝のカード、そう、引き分けで両校優勝となった、あの対戦カードである。準々決勝におけるこの対決の再現は少々早い気もしないではない。だが、校名は同じでも昨年とは全く違うチームの対戦として、見どころが多かった試合であった。 敗れた桐蔭学園の選手曰く、「今年は元気なうちに対戦できてよかったです。」。なるほど、そのような考え方も出来るなと頷くと同時に、決勝まで行くということはどのスポーツの全国大会にせよ過酷なものなのだろう。怪我などせずに全力を出し尽くしてほしいと願う、アルマジロである。 P.S. 東福岡高校フルバックの藤田君は、7人制ラグビーの日本代表として海外の大会でも既に活躍している。そのサイズといいテクニックといい、将来が非常に楽しみである。彼は4月には早稲田大学に入学し、同大では今春卒業する井口選手の後釜となることが期待されていることだろう。だが、大学ラグビーの枠など大いに超えて、世界で通用する選手であって欲しいと願う。
by hayakawa-houmu
| 2012-01-05 07:30
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