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迷参謀アルマジロの日々是修行日記
「最近思うこと(6)」
  福島の原発事故で再確認したこと。

  それは、政治と経済界、そして、官僚の関係である。癒着と呼んでもよいであろう。

  思えば、アメリカ型資本主義においては、それは当然のことであって、今さら驚くべきことでもあるまい。つまり、政治家達は経済界からの献金をあてにし、それで食っているということ。特に日本の場合、終戦後の高度成長期における、いわゆる「護送船団方式」により、政治家と経済界に官僚を一体となった悪しき集団が出来上がってしまったようにも見える。

  何故「悪しき集団」なのか? それは一般国民の意思が無視されているからだ。たとえば、どのような電源をどのようなコストで、そして、どれほどのリスクで供給されるべきなのかは、国民に選ばせるべきであろう。それは、綺麗ごとのみの夢物語ではない。実際、北欧の国々ではそれが為されているというから驚きだ。

  それだけではない。いつも指摘することだが、GDPに大きな伸び率を期待するのか、充実した福祉社会を実現するのかといった国家のビジョンを決めることだって、一般国民の意思によるべきだと思う。

  にも拘らず、政党のマニフェストと称して、ドラえもんの四次元ポケットよろしく、矛盾するおもっちゃや道具を際限なく並べてしまう。経済成長維持、環境問題解決、福祉の充実、子供手当、増税なし、年金は心配しないで・・・って、そんなこと実現できらはずがないでしょうに・・・行きつく先は、当然といえば当然、国家財政は既に、誰がどう考えても、企業でいえば「破産宣告」状態。 しかも、いわゆる更生計画すら立たず、年を重ねる毎に赤字は増えるばかりなのだから。

  そんな状態に誰がした・・・とおっしゃるかもしれませんが、ひとりひとりの国民が選挙を通じてそうしたのです。もちろん、政治家や官僚も責任問題がありますが・・・そのこと、忘れない方がいいです、特に、十代、二十代の若い人達。 アルマジロは、この国の行く末を君たちに期待しています。

  オヤジとしては少々ズルいとは思いますが、お許しあれ!
by hayakawa-houmu | 2011-09-01 05:52 | 日々雑感
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法務参謀アルマジロ日記
by ととろ
早川法務事務所
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