先日読書をしていたら、ある著名な方曰く、「忙しいという人は、大切なことと無駄なことを選別する能力がないということ」なのだそうです。アルマジロ的には、「忙しさ」の中味にもよるでしょうが、大概の場合は当てはまるようにも思えます。
そういえば、会社の同僚や部下にもいました、いました、常に「忙しい、忙しい」とぼやいている人達が。よくよく観察していると、大切なことと無駄なことを選別せずにやっているというか、要領を得ないというか、自ら忙しくすることを美徳とでも信じているかのようでした。自営業の方のとあるブログでも、毎回「忙しい、忙しい」と書いていらっしゃる方もおりました。それだけ繁盛しているということを強調しているかの如くです。そうであるとするならば、どちらかとういうと逆効果のような気もしますが・・・ 他方、アメリカでは職を維持するために「忙しい、忙しい」と言わなければならないという考えもあるようでした。アメリカ勤務時代、ある同僚から「忙しいか?」と尋ねられたので「ヒマだ」と答えたところ、説教されてしまいました。曰く、絶対に「ヒマだ」なんて言ってはいけない」、「何故なら、おまえがヒマだということはおまえの席は不要だということを意味するから、おまえはクビということになってしまうからだ」ということでした。その彼はといえば、まあ半日もあれば出来てしまうような分析を1週間ほどかけてやっていましたっけ。それが彼の国のお手本とは言えないでしょうが、彼らの文化や置かれた社会情勢の違いに大いに驚いたものでした。 そのような話はさておき、「忙しい、忙しい」とぼやかなくてもよいように効率的に仕事を進める方法として、様々なビジネス指南書には、「仕事に優先順位をつけることがとても重要だ」などとよく書かれています。しかし、そのようなことを敢えて指摘されなくとも、通常は皆、この優先順位を無意識のうちにつけているものです。1年は365日、1日は24時間、人間の能力には限りがありますから、如何に多くの仕事ややらなければならない事柄があったとしても、「優先順位」(プライオリティー)を考えて順位が高いと思われるものからこなしていくことに自然となるわけです。そして、その優先順位の付け方は人それぞれですが、様々な要素を総合的に判断しているようです。この仕事はいくらになるからという収入の観点からだけでなく、「上司がうるさいから」とか「今晩はデートだから」とか「気に入った人の依頼だから」といったような感情的側面の要素も考慮しているようにも思えます。 もっとも、そのような優先順位を日頃からつけているとしても、その過程で「大切なことと無駄なことを選別」し、無駄ななものだからといって敢えて切り捨てることはとても難しく、実行されていないように感じます。世の中の様々な柵もございますし・・・なんて言っていてはいけないのでしょうが、これが出来れば皆さんの精神的ストレスが相当減ることは間違いなしですよね(笑) 「忙しい、忙しい」と言いたい人も言いたくない人も、取り敢えず無駄なものを切り捨てる努力をしてみることに致しましょうか!
by hayakawa-houmu
| 2010-10-15 05:51
| 日々雑感
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