前回は「意識する」ということ、さらに、「具体的」に意識するということについて述べた。
では、人間は一度にどれだけのことを意識することができるのか。 ここからはアルマジロの経験則となるのだが、一度に意識することができる事項の量には明らかに限界がある。というよりも、多くとも2、3の事項を意識するのが精一杯である。いや、それすら難しいというべきか。だから、各々の練習や試合の場面で、「今回はこれとこれ」といった具合に意識すべき事項を絞って挑戦し、その繰り返しによって、段階的に、あるいは、前進・後退を繰り返しながら、目標に到達するということになる。 そして、その目標はといえば、意識しないで無意識のうちにその事柄を行うことができるようになることである。スポーツや楽器の習得でいえば、普段の練習で意識しないで済むようなレベルに到達させ、本番の試合や発表会では、試合に勝つこととか聴衆に聴かせることといったパフォーマンスに集中するといったアプローチがやはり本道であろう。 個人差はもちろんあるだろうが、試合や演奏会において、普段の練習で克服しておかなければならないような事細かな事項まで意識しようとすれば、決して良い結果は得られない。しかも、本番で数多くのことを意識しようとすればするほど、プレーはバラバラになってしまい自滅の一途を辿ることとなる。 ある方のアドバイスに拠れば、コーチは本番で選手に対して意識すべきことを、できれば1つだけ、どんなに多くても2-3つ指摘するに止めるべきであって、それ以上の数の事項を摘示するのは百害あって一利なしという。アルマジロもまったく同感である。 このことは、日頃の練習よりも本番が好きな方は特に要注意である。アルマジロもそのタイプなのではあるが・・・
by hayakawa-houmu
| 2010-10-11 05:24
| 日々雑感
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